原子力エネルギーシステムにおいて、エネルギーを取り出す機構である「原子炉」に関わる工学分野を原子炉工学と呼びます。その中で、原子炉内での中性子の輸送(移動)と原子核との相互作用、そして核分裂連鎖反応を理解するための「原子炉物理」と、核分裂反応により発生した熱エネルギーを伝熱媒体により外部に取り出すことを理解するための「原子炉熱水力」は、いずれも重要な技術分野と言えます。

 本研究室は、この「原子炉物理」と「原子炉熱水力」を両輪とし、この各々の分野の基礎・基盤的な研究から、これらに立脚した新たな機器・システム開発を目指した応用研究まで、幅広く取り組んでいます。

 原子炉物理グループ(千葉担当)では、研究室で独自に開発している計算コードシステムCBZを中核とした研究を行っています。新たな数理モデルや数値計算手法の開発を含め、計算機、プログラミングを用いた研究となります。

 一方、原子炉熱水力グループ(山本担当)では、国内の大学でも稀有といえる高圧蒸気発生装置を活用し、熱水力挙動に関わる種々の測定・実験を行っています。また、得られた測定データの実験解析を、二相流数値計算コードを用いて実施しています。

 原子炉物理グループと原子炉熱水力グループはそれぞれ独立に研究活動を推進していますので、配属された学生さんはいずれかのグループに所属してもらうことになります

 将来の原子力工学分野で活躍する人材を育成することが研究室の使命ですが、原子炉工学という分野での研究活動を通して、将来の世界、日本、そして自らの身近な社会に貢献してくれる人材を育てることを最重要と考えています。

 日々の暮らしは、面白いことだらけではありません。しかし、それぞれの工夫・努力によって、面白くないけど大切なこと、しなくてはならないことが、少しでも面白く取り組めるようになる筈です。それぞれがそれぞれなりの工夫・努力をすることで、充実した研究生活を送れるような研究室を目指しています。

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